マイケル・ジャクソンの直筆サイン 飯田覚士さんブログより / 2010-06-25 |
マイケル・ジャクソン。 6月25日、今日でもう一年かぁ…。 早いなぁ。 下のTシャツは、 ずいぶん前にジム会員の岡さんがもらったサイン。 岡さんが後楽園遊園地で働いていた頃、 閉園時間が近づいてきた時に、急きょ業務連絡が・・・ 「理由はまだ言えないけど、今日は残業で残ってくれないか…」と。 マイケル・ジャクソン、後楽園遊園地貸し切り事件!!! マイケルがお忍びで日本に来て、 電話一本で後楽園遊園地を“貸し切り”にして遊んで行ったそうです。 (さすがマイケル、そうでなくちゃ!) その時はとてもフレンドリーで、自分から手を振って近づいてきて、 何人にも握手したり、サインを書いてくれたんだって! (みんな遊園地の従業員だけどね!) そういえば、 俺の知り合いでマイケル・ジャクソンのテレフォンカード持ってるって人いたなぁ~。 今じゃ、すごいプレミアだろうね! |
さよならマイケル 再来日を約束 1987年10月20日付 報知新聞 |
香港へ出発 ファン100人が涙 ※ 新聞によっては "250人" 「また日本にきます。約束します」。 9月9日に来日以来、日本中に "マイケル旋風" を巻き起こしたスーパースター、マイケル・ジャクソン(29)が19日午前10時20分、成田空港発香港行きの日航機で離日した。 混乱を避けて出発ロビーを通らずに出国手続きをしたマイケルは、サテライトで取り囲んだ約50人の取材陣やファンににこやかな笑顔で、気軽に右手を上げてサービス。 日本テレビのインタビューに応じて 「日本を離れるのは非常にさみしい。 でも、こんなにすばらしいファンに囲まれて出発することが出来てとてもうれしく思います。 再び日本に来たいと思いますし、約束します。ありがとうございました」 とメッセージを残し、飛行機に乗り込んだ。 来日時には10人足らずだった "追っかけ" ファンも、日増しに増え、この日朝7時すぎ、東京・永田町のキャピトル東急ホテル前には約150人が手にプレゼントを持って集合。 ワゴン車のサンルーフから身を乗り出して手を振るマイケルに、泣きじゃくりながら絶叫。 成田空港見学デッキにも100人以上が詰めかけ、飛び立つ飛行機に 「マイケル!」 と叫び続け、最後の別れを惜しんでいた。 マイケルは10日間ほど香港に滞在、次の公演地オーストラリアに向かう予定。 ステージでは超人 素顔はやさしいスーパースター "伝説の雲" に乗って日本にやってきたマイケル・ジャクソンは、我々の前に初めてそのやさしい素顔と、真のスーパースターの存在感を見せつけて日本を去った。 来日前、アメリカから伝えられたうわさは 「ヘビ,ミイラ好き」 「極端な人間嫌い」 「酸素カプセル常用」 など、奇人ぶりを示すものばかりだった。 しかし、41日間の滞日中、マイケルは小学生の歌や踊りに手を叩き、誘拐殺害された功明ちゃんに心から涙を流し、ジャンパーで犯人逮捕に協力する姿勢させ見せた。 ディズニーランドや後楽園ゆうえんちを借り切って遊ぶなど、オフの行動は純心な子供そのもの。ホテル前や行く先々ではファンに必ず手を振った。 そんなマイケルの姿勢が広まり、"追っかけ"ファンは、来日時の7,8人から帰国の時には150人にもふくれあがった。 取材陣に対しても、過剰な拒否反応は見せず、ポーズを取ったりした。 そんな素顔から一変して、ステージでのマイケルは、まさに超人だった。 プロのカメラマンさえ写真がぶれてしまうほど切れのあるダンス,アルバムにこだわらずヒット曲をずらりと並べたサービス精神,ショーの構成,ホテルのベッドルームをダンスフロアに改装させ、そこでけいこを積んだ努力など。 プロ中のプロだった。 あまりにも長い滞在に、追い続ける取材陣から悲鳴も出たが、いつも聞かれたのが 「マドンナよりずっといいやつで救われる」 という声。 "奇人伝説" が晴れ、マイケルは日本で新たな伝説を打ち立てた。 ≪1987年10月20日付 報知新聞 記者/憲≫ |
「アリガトウ」連呼 マイケル 大阪で興奮のフィナーレ |
マイケルが魅せた43万人、稼いだり26億円! 今世紀最後のスーパースターといわれ、14年ぶりに来日したマイケル・ジャクソン(29)の日本公演が、12日大阪球場で幕を閉じた。 丸1ヶ月に及んだ日本ツアーは14回公演で43万人を動員、入場料だけでも26億円の売り上げを記録。文句なしに史上最大の外タレ公演となった。 風邪も全快、完璧ステージ マイケルは 「ドーモアリガトウ」を連呼し、投げキッスを残してステージを去った。 バックバンドのメンバーが黒いマイケルハットやピックを客席に投げる。「マイケル!」「アンコール!」の黄色い声が場内を包む。歌っている間は厳しい表情を決して崩さないマイケルに、ようやく普段の笑顔が戻った。 風邪でダウンして延期された最終公演。 「全快した」と公式コメントはあるものの、スタッフの間には「本当に大丈夫か」と心配する声があった。 マイケルは前日、体力回復のため、しるこ・揚げ出し豆腐といった和食を懸命に口へ押し込んだ。日曜日は食物をいっさい口にしなかったマイケルが、だ。 歌も踊りも完璧だった。 中性的な高い声は、マイクを通しても雑音が聴こえるほどの強風を突き破った。 記録用のビデオと写真のクルーがステージに上がると、総立ちで踊っている客席を撮るように指示した。 だが、ステージの全行程が終わり、満足げにスタンドを見回すと、大きく上半身が揺れた。最後にきて病み上がりの疲れを隠しきれなかった。 来日前は、「人嫌い」「変わり者」の前評判ばまり先行したマイケル。 この1ヶ月でその「虚像」は吹っ飛んだ。 新幹線の中でさえファンサービスした。誘拐殺害された功明ちゃんの追悼メッセージなど、むしろマイケルの人間としての温かみがクローズアップされた。 主催の日本テレビでは、 「初めての外人相手の事業で苦労もあったが、大成功でホッとしている。巨人軍優勝とタイミングも合い、局の最高のイメージアップになった」(事業局) と手放しの喜びよう。 スポンサーのNTTやペプシも同様で、商品の売り上げとともに企業イメージアップにホクホク顔だった。 無事公演は幕を閉じたが、マイケルは側近らと20日ごろまで滞在する。 「彼は本当に日本が気に入っちゃったんだ」 とスタッフのひとりは言うが、マイケル旋風はまだ終わりそうもない。 |
マイケル ラスト唱 聖子を‥‥東山を‥‥魅了 真のスター |
マイケル・ジャクソンの初の日本ツアーが12日夜、大阪球場での公演で幕を閉じた。 ちょうど1ヶ月前の9月12日、後楽園球場を皮切りに東京,横浜,大阪で14公演を行ない、延べにして44万人弱を動員した。 途中、風邪による公演延期というハプニングもあったが、マイケルは最終日、目いっぱいフィーバーした。 公演を振り返って 「皆、僕の本当の姿を知らない。皆、誤解している‥‥」 公演のアンコール曲「キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」を歌う際、マイケルは冒頭、そうメッセージを送り続けた。 先月9日の来日以来、彼の行動を追い続けた報道陣にそのメッセージは痛切に響いた。"奇人・変人のひとり" というイメージが伝わっていたが、全く別人のような "実像"に驚かされた。 また公演を3回も観て、ファンとしてホテルにまで面会に行った松田聖子は 「私は女性で良かった」 とつぶやいた。 人気No.1アイドル、少年隊の東山紀之は4回も足を運び、ディズニーランドにまで一緒に行き、マイケルを "盗もう"とした。 荻野目洋子は 「ファッションとしてマドンナはもちろんステキだったけど、マイケルにはアーティストとしてのソウル(魂)を感じた」 と称賛した。 歌にしても、踊りにしても、ショーの見せ方にしても群を抜いていた。そして、何よりもステージを降りた後でも "エンターテイナー"ぶりを発揮する姿を残した。 外出すれば必ずファンに手を振って応え、子供の前ではサングラスを外して笑顔をふりまき、余裕があれば気楽にサインに応じる。 日本のファンが節度を心得、危害を加えないと分かると、公演終了後球場を後にする際、移動用のバンの天井から上半身を出し、わざわざステージで着た電飾付きのジャケットを付けて手を振った。 そして功明ちゃん誘拐殺人事件を耳にすると、すぐさま涙のメッセージ。 こうした1つ1つの姿が "真のエンターテイナーは常にファンに夢を与え続けなくてはいけない" という実に当たり前の結論を教えた。自らが子供の用に振る舞うことで、見る者に子供のような優しい気持ちにさせる。それが真のスターじゃないのか? と。 ツアーの動員数や収益金額などの "数字"の上でも成功を収めたが、今回彼が来日して彼自身もっとも得たもの,そして日本の芸能界が得たものは、そうした "真のエンターテイナーとしての姿を見せたこと" ではなかっただろうか。 京都見物は中止 マイケルは、当初、きょう13日からしばらく京都・奈良などを見物するのではないかと見られていたが、体調を崩したこともあり、見送りとなった。 きょう東京に戻り、17日ごろオーストラリア公演(11月5日から)のため直行する。 |
「あッ 憧れの人!」 先輩マイケルへ 少年隊ヒガシは恐る恐る‥‥ |
野菜とミネラルウォーターを食べるスーパースターへ日本のアイドルが声かけて 弁当持ち込みご法度のディズニーランドだけれど、マイケル・ジャクソンだけはやっぱり例外なのである。 9月29日夜、閉園後の東京ディズニーランドを訪れたマイケル様ご一行300名は、午後11時、園内のレストランで食事。 メニューはディズニーランド側が用意したが、菜食主義のマイケルだけは、同行コックの手製料理を持ち込んだ。 ポテトにチーズとトマトの料理,ミックスフルーツジュース,シナモンのキャンディ,ミネラルウォーターというのが当夜のメニューである。 さて、今しも食事中の世界のスーパースターのもとにご挨拶にやってきたのが、わが日本の「踊るアイドル」、少年隊のヒガシこと東山紀之クン(21)だ。 「憧れの人」とのご対面に、何やら顔つきもキンチョー気味で、恐る恐る‥‥。 ヒガシ ナ、ナ、ナイス・トゥ・ミート・ユー、マイケルさん。 ボク、東山、英語でゆーと イースト・マウンテンです。 マイケル オー、ピースフル。 ワタシもさっき、スペース・マウンテンに乗りマシタ。 ヒガシ ボクはファンがうるさいから、裏口からこっそり入ってきたんですが、マイケルさんは正門から堂々とやってきましたね。 同じアイドルなのにこの違いはどーしてでしょ? マイケル 人目を避けようとゆー態度、よろしくありマセン。 ファンあってのアイドルなのだから、もっとオープンに、いつもスマイル、忘れてはいけマセン。 ヒガシ 金網の向こう側からのファンの握手攻めに ちゃんと応えていましたが、アイドルにはあーゆー行動も必要ですか? マイケル トーゼンです。ファンサービス、とても大切です。 ワタシと握手したファン、ワタシを一生忘れマセンね。 そしてレコード,ビデオを買ってくれるし、コンサートに来てくれマス。 おかげでワタシ、「円」をガバガバ稼げマス。 わかりマスカ、これが正しいアイドル像でーす。 ヒガシ ははーっ。 「円高」ニッポンにやってくる正しい外タレ像をかいま見せる 「架空対談」ではあるけれど、いずれにしてもマイケル君、今回の日本公演で20億円といわれるギャラをがっぽり稼いだ。 ガイジンさんには敵いません?! |
「マイケル様ご一行」 お成り - ディズニーランドも 「貸し切り接待」 の威光 |
最近、恐怖の貸し切り男があちこちに出没している。 貸し切り男は、深海ワカメのような髪のスリムな黒人で、供の者を何十人と引き連れて突如現れる。今までにおもちゃ屋,洋書店など数軒に出没しては貸し切り状態にし、たまたま居合わせた婦女子らを混乱に陥れた。 この分だと、貸し切り男は一般家庭にも侵入し、お茶の間を貸し切る挙に出るのではとの憂慮の声もあがった。 が、彼は子どもの好きそうな所にしか行かないから大丈夫と判明。 事実、貸し切り男は 9月29日、あの東京ディズニーランドに現われたのだった - というわけで、ミッキーマウス君に迎えられ、マイケル・ジャクソン様ご一行のお成りである。時刻は午後8時12分。 ディズニーランドには中核派も赤報隊もいないだろうに、閉園後、ゴミ箱までひっくり返して不審人物が残っていないかチェック,完璧な貸し切り状態にするため、入場予定が40分も遅れた。 もともとディズニー大好き人間のマイケル様。 まず、「ミート・ザ・ワールド」を観、「スペース・マウンテン」に2回乗り、自分が出ている映画「キャプテンEO」を観て、「スター・ジェット」 「ビッグ・サンダー・マウンテン」 「ピーターパン空の旅」 「カリブの海賊」と、午後11時まで、ひと通りのアトラクションを楽しまれたのであった。 もちろん、貸し切り料はタダである。 飲み屋のお座敷の貸し切りさえままならぬ我々には、とても信じられないこのご威光。 日本には、どうかウチにもおいでなまし、と身をよじらせてコビを売る所があまたあるから、マイケル様も よりどりみどりでありましょう。 それにしても、ツアーの疲れも溜まっているでしょうに、ここで3時間も遊ぶなんて、童心に帰ると言うよりも、29歳にして子どもの現役をやっていると言うべきか。 たとえば、フランク・シナトラ様などにこんなご威光を与えたなら、「皇居を貸し切りにしろ」なんて言い出すかもしれないし、アラン・ドロン様なら、「吉原ソープ全店貸し切り!」をご所望になるかもしれない。 千昌夫様なら、銀座を貸し切りにして全部地上げしちゃうかもしれないし、そういえばあのジョギング好きのマドンナ様が、よくも 「外堀通りを貸し切りにしなさい」と言わなかったものだ。 その種のことを考えると、マイケル様は、ご威光のわりに謙虚な方だろうか。 しかし、9月分の公演だけで30万2,000人を動員し、アルバム『BAD』もすでに60万枚以上売れているというこの国で、マイケル様は、あのペットのチンパンジーにまで稼がせる。 乳業会社の広告に出すのだそうだ。 せっかく貸し切り状態のこの国だから、やはりご威光は無駄なく活用しようということなのか。 |