9月20日（日）。
きょうは、例によって絶食日で またもやオレンジジュース１リットルのみで１日を過ごすマイケル。




そして17時30分にホテルニューオータニ大阪を出発。
18時10分、待ち構えたファン約100人にバンの窓を開けて手を振りながら 西宮球場入り。


それに先立ってマイケルは、スタッフを通じて
前夜の関西公演初日を終えてのコメントを寄せた。

　「大阪で僕のコンサートを開くことが出来て光栄です。
　大阪のファンの人達がすごくノッて下さったので、僕もすごく楽しかった。
　次の大阪球場公演（※追加公演）が楽しみです。
　ありがとう」

この日も用意された当日券2,000枚は完売し、さらに場外には入りきれないファンが出るほどで
警備員は開場前から開場後も夜遅くまで整理に追われのの。



18時50分、関西２日目のコンサート開始。

オープニングからパワー全開で、観客席からも口笛や歓声が飛び交い、和やかな雰囲気でいっぱい。
初日よりも迫力あふれるダンスと歌を披露。、実にエネルギッシュ。
　「マイケルもファンも、一体となって燃えた」
と評するメディアも。




じつは関西初日は、ステージ設営がギリギリまでズレ込んでしまい リハーサルが出来ずじまいのぶっつけ。
お蔭でサウンド面などでやや難もみられていた。

しかしこの日は完璧にチェックされた事もあり、
　「初日はこの２日目のリハーサルになったのでは？」
なんて思わず言いたくなってしまうほどに
　「来日以来サイコーの出来です。声の調子もベストなのでは」　＜エピック・清水氏 談＞



気象条件もそれを後押しし、
　「昨日と違って風がなく、スモークも効果的に使えました」　＜スタッフ 談＞




そんなわけで絶好調なマイケルは、東京公演でもやらなかった事 をやらかすのであったw

"She's Out Of My Life" でステージからアリーナ席へ降り、
とつぜん “最前列の女性ファンと握手” というサプライズな大サービス！
予期しなかった出来事に、その子は感極まって泣き出してしまったとな。

コレが、のちにツアー定番となる “ハグガール”制度（?）の発祥シーンと言えましょう




この日の観客の１人、もんたよしのり氏の
コンサート直後インタビュー。

　「すごかった。ほんま。素晴らしかった。もう１回観たい。
　大体こういうものを観る時、僕らはプロ的に観てもうて 腕を組んでしまうことがようあるけど、今日のマイケルには脱帽。 とろけさせてくれた。
　体から醸し出す美しさというか、これはもうマネの出来ないもの。 芸の深さから来るんやろな。
　音楽面では、黒人の基本的なものであるR&Bをうまく現代的にアレンジしている。
　照明も素晴らしい。ステージの流れも実にスムーズ。
　僕は踊りも出来へんし、曲調も全然違うけど、もらえる所はいっぱいある。
　たとえば、ステージの運びをアップテンポでグイグイ押す方法が１つあるけど、マイケルの場合は、リズムを落としたり 顔の表情でお客を掴んでいる。
　１曲１曲が、形で入って 形で終わる "形式美" を感じた。
　それにしても、ステージから10列目・飛んだ汗がかかるような席で観られたことが幸運。 ライブハウス感覚で、ものすごく興奮できた。」

＜9/20(日)に観に来た著名人＞
　もんたよしのり，清水圭，ばんばひろふみ，ハイヒールのリンゴ＆モモコ，
　バース選手(＠阪神)＆長男，小山乃里子，榛名由梨(＠宝塚)，佳つ乃　など




21時すぎ、帰着したホテルでマイケルは
来日前に撮影した "The Way You Make Me Feel" のフィルムを抱えて来日した
ジョー・ピトカ監督と 編集ドラフト版を試写。
ダメ出しをする。ww





にしても

ジュース１本で働き過ぎ

9月19日（土）。
きょうは 『西宮球場』 で関西での初ソロ公演１日目。

その西宮球場で朝10時、当日券 約2,000枚が緊急発売された。
照明機材変更のため急きょ増席されたとの事。
これによって２日目・３日日も同様に当日券が出ることとなり、ダッフィーは商売あがったり状態に。




マイケルは正午に起床し、昼食に野菜ピザなどを食べて
17時45分の出発まで部屋で過ごしのの。


一方そのころ、17時を過ぎた頃から阪急西宮北口駅の周辺では人々の往来が激しくなり、
ガードマンも　「さばくのに ひと苦労」。

駅から西宮球場へ向かう道には、テッキー達による特設バッタもんショップが立ち並ぶ。
マイケルズ・ペット用スチール写真を使ったポスターカレンダーが2,000円，ハンカチやステッカーが300円，
Ｔシャツ2,500円，トレーナー3,000円など、MJグッズが目白押し。

球場前では、NTTが 『MICHAEL JACKSON with NTT』 の看板を立て、公衆電話４台を設置。
2,000円分のテレカでポスタープレゼントという出張販売は、飛ぶように売れ売れ。




マイケルが西宮球場に到着したのは、18時20分。
マイケルが乗っている先頭の紺色のバンを含めた３台に、たちまち約300人が群がる。

球場全体の警備は、西宮警察署員100人・ガードマン200人・アルバイト300人。
しかしアルバイトの整理員の１人いわく、
　「ほとんどの人が落ち着いた態度で、思ったよりラクです」。



そして 18時50分、場内の照明がすべて消えた。


センタースコアボード下のステージに 白いスモークが涌き上がり、特大スピーカーが唸り始める。
約100個のライトのジャングルをバックに、マイケル・ジャクソンはステージ下からせり上がる。
衣装は、３パターンあるうち 東京公演２日目と同じシルバーホワイトのトップス。
ステージ両側とアリーナ後方にある 特大240インチプロジェクター３台にマイケルの顔がアップで映ると、
歌いだす前に早くもオーディエンスは総立ち。



強烈な光の洪水に、オーディエンスはのっけから圧倒。
それもそのはず、東京・後楽園球場では吹き抜けだったバックステージにスクリーンを張ったため、
ライトが浮き上がる効果が生じたのだった。
レーザー光線が飛び交い、赤・青・緑とさまざまなライトが目まぐるしく明滅するステージは、
さながら光と音のファンタスティック・ワールド。



基本的な構成は東京公演と同じだが、細かい点ではかなり練り直された。
"She's Out Of My Life" ではステージから降りて歌ったり、
"Workin' Day and Night"前のバンド演奏をかなり長くし、その間にマイケルが衣装替えして
流れをスムーズ化。

マイケルはこの日 かなりのノリで、しなやかな動き・独特のハイボイスはさらに充実。
３種類のムーンウォーク － バックスライド，その場ムーン，回転ムーンは、まるで滑るよう。

ステージ左の布に隠れて 右側のクレーンの上から登場する "Beat It" のマジックもばっちり。




この日は、東京公演よりも10分以上も長い107分間のステージとなった。
その107分間、一塁＆三塁側ベンチに備えられた喫煙所に来る者は誰ひとりおらず、
計100個の灰皿は完全に用無しになっていたという。



21時10分、ホテルニューオータニ大阪に帰着。
コンサートに行かれなかったファン７人が 「せめてここで」 と待っているのを見かけ、
マイケルは紺色のバンから手を振ったそう。

そして北側の通用口から入って戻ってきたマイケルを、
お留守番のバブルス君はうれしそうに出迎えたとかなんとかw



＜9/19(土)に観に来た著名人＞
　上岡龍太郎，月亭八方，桂文珍，ハイヒールのリンゴ＆モモコ，島田紳助，
　平みち(＠宝塚)，コーラスラインのツアーメンバー達　など

9月18日（金）。
きょうは、マイケルは朝10時に起きて 昼すぎに直通エレベーターで地下駐車場へ。

12時45分、パトカー先導で 紺とグレー２台のバンでホテルを出発、
報道陣・追っかけファンの車 十数台による、大阪で初のカーチェイスが繰り広げられた。
それらが向かう先は、『大阪市役所』。

マイケル側から 「表敬訪問したい」 と打診があったのは、なんと当日…
　「こんなスーパースターが来庁するのはもちろん初めてです」
と、警備に駆り出された広報担当職員の声も上ずる。

14時10分、“スーパースター” は、スタッフ達とチェイサー達とバブルス君を伴って
大阪・中之島にある 『大阪市役所』の北玄関前に到着。
女性職員やファンやサラリーマンやOLなど 500とも1,000とも言われる人々が詰めかけた現場は、
すぐさま大パニックのるつぼ。
20ｍ先のエレベーターまで進むのに５，６分もかかる始末。
それでもマイケルはイヤな顔ひとつせず 笑みをたたえ、大島靖市長が待つ５階の市長公室へ。




大島市長も終始ニコニコで
　「今回、世界の憧れの的であるマイケル君，ならびにバブルス君の訪問を心から歓迎します」。
そして
　「中でもチンパンジーの訪問は初めてのことでして、え～、大変喜んでいます」
と、元外交官らしいジョーク混じりの挨拶で周囲を笑わせたそう。w



そして、マイケルのアフリカ難民救済運動や動物愛護に対する功績についても
ねぎらいの言葉を戴けたのでした。（拝


で　その間、例によって例のバブルス君。ww




それから名誉市民の証として、
金のブロンズ仕上げの大阪市のカギ＆記念品の写真集が贈呈されのの。

　「ぜひ３年後（'90年）の 『花と緑の万博』 に来阪してほしい」
と大島市長が要請すると、マイケルは笑顔で
　「スケジュールが許しましたらぜひ訪れたいです」。



14時40分、市長公室を出て 女子職員と気軽に握手したりサインに応じるなどし、市役所を後に。
14時50分、白バイにガードされつつホテルに帰還。




18時、マイケル側スタッフが取材カメラマン達をホテル16階のロビーに集結させ
一般紙５社＆スポーツ紙５社＆共同＆時事から各１人のみパーティー取材OKの許可を出したもんだから
他のメディアは怒ってたとかw

そのパーティーとは、東京・キャピでもやった マイケルズ・ペット主催のレセプションパーティー。
18時30分、『オーロラの間』 にて開催。
しかしカメラマン達はすぐには入れず、
「パーティーが最高潮になるまで」 14階の控室で待機させられのの。
19時30分、ようやく入室OKが。

レセプションには、兵庫県加古川市米田町の親睦団体 『平津少年隊』の14人を含む約30人が招かれ、
子供たちはマイケルに千羽鶴をプレゼント。
そしてお神輿をかついだり　“もみじ”の輪唱，少林寺拳法などを披露。
マイケルは大喜びで、子供たち全員にサインをプレゼント。



それから記念撮影。



ある少年は
　「マイケルはTVで観るよりカッコ良かった。バブルスも可愛いし、帰ったら友達に自慢できます」。



19時50分、レセプション終了後にマイケルの乗ったバンなど車３台がホテル出発。
またもカーチェイスで、大阪の街で一時　報道陣をまくことに成功。
その間、四ツ橋のディスコに出没して約15分間軽くダンスしたり サインに応じたりしていた
…と報じたメディアもあったものの、うぅ～～ん眉ツバwww
"四ツ橋第一生命ビルのテナントでセイコーの時計をチェキってた説" が有力くさい。

確実なのは、環状線玉造駅そばの 『CD＆ビデオシアター』 に行ったこと。




で　21時40分ホテルに帰着。　＜完＞



明日から３日間の大阪公演だけど、書けるかワカラン…

だって けさ10時前、悪黒箱が届いたから～～
まだ段ボール箱も開けてない～～

9月17日（木）。
きょうは、10時25分にスタッフ約10人とバン２台に分乗してキャピを出発、
大阪に行くため東京駅方面へ。
途中、皇居前を通過した際には窓を開け、バンの中から “皇居見物”。

10時37分、東京駅に到着。
混乱を避けるため、新幹線総合司令本部の専用口から入ったマイケル一行は
11時ちょうどの発車時間ギリギリまでVIPルームで待機、
１分前の発車ベルと同時に社員用エレベーター＆階段で15番ホームへ向かう。

ホームでは、待ち構えていた約500人のファンや 居合わせた乗降客，
売店の従業員までもが鈴なり状態。
100人近いカメラマンも混じり、JR職員が張ったロープの外側は押すな押すなの大騒ぎ

そんな中を、世界的に有名な最新式二階建て “ひかりスーパーエクスプレス” に駆け込むも
その混乱で発車が５秒遅れてしまった。　日本以外ではなにが問題かすら解らんよぬw

東京駅では、丸の内署・鉄道警備隊・JRから計70名が警備にあたった甲斐もあり、
トラブルもゼロ。（拍手


その “ひかり７号”では、マイケル達は９号車を貸し切ってたけども
駆け込んだのが最後尾の１６号車だったもんだから、
パンピー客のいる車両７つ分を歩いて通ることに…

ゆっくりした足取りだったため、ソッコー顔バレw
修学旅行中の高校生たちの車両では、「見た?! 見た?!」 と悲鳴に近い叫び声。
握手攻めに遭うも、いやな顔ひとつせず 笑顔で気軽に応じたマイケル。

９号車に入った後は がっちりガードされていた９号車。
その二階建てグリーン車の１階コンパートメント１号室が、マイケルの個室。
インの直後はツアー同行のカメラスタッフ（多分サム・エマーソン氏）と打合せをし、
それが済むと２階に上がって他のスタッフらと談笑。



静岡駅を過ぎた正午ごろ、スタッフからの勧めで運転席へ。
JR役員が立ち会いのもと 10分間ほど見学させてもらったマイケルは、精密なメカニズムに興奮しきりで
最新のビデオカメラを手に RECったりPLAYしたり。
もちろん質問（攻め）タイムも有w

　「時速は何km/h出るのですか？」
　「走りがこんなにスムースなのは何故ですか？」。


運転席からの復路も、今度は１号車から順に拡がるどよめきww
扇子にサインしてもらってたご婦人Ｎさんの映像も有名ですナ
「床の間に飾るのでしょうか」 というナレーションが入ってますが、
正解は 「孫へのお土産」 にするとの事でした




車中での食事は、持参したもので済ませたようだけど
　「フランスパン，りんご，バナナ，フレッシュジュース，ミネラルウォーター」 説と
　「ミネラルウォーター，ナチュラルチーズ」 説が。

前者はバブルス君のくさいw



そのバブルス君は、JR規定によりケースでの移動となりのの。
ただ、マイケルが乗車した特別個室内においては
　「良識の範囲でならケースから出してもOK」。＜JR東日本・談＞

というわけで
乗降時はジェラルミンのケージに入れられていたバブルス君の運賃は250円ww （手回り品扱いのため
ちなみに９号車の貸し切り費用は約97万円。



そんなこんなで 13時56分、新大阪駅に到着
約50人の報道陣や約200人の乗降客やファンが群がり、この日 幾度目かの "もみくちゃ" になったマイケルは
20m先にある貨物用エレベータに乗り込むと、ペコリと一礼。 （日本に囲い込みたいぜコイツー



新大阪駅でも、淀川署・鉄道警備隊とバイトの計165人を動員しての警備で
これまたトラブルゼロ。（喝采


ホームを脱出したマイケル一行は迎えのバンに乗り込んで出発し
14時35分、大阪・東区の宿泊先 『ホテルニューオータニ大阪』へ到着し
17階の “ガーデンスイート”に、直通エレベータでイン。
ホテルに８部屋あるスイートで最も広く、244平方ｍ 。
中にはなんと庭園 まで付いていて 大阪城を一望できるという この部屋、一泊30万円 。


前日から、このホテルでは部屋の内装をリニューアル。
マイケル本人より１日早く届いた手荷物の搬入に大わらわも、マイケル到着時までに全て完了。
間に合って良かったっスねっ




夜22時を回り、
ホテル１階の 『プラザシャトー』 に突然姿をみせてビックリする張り込み中のメディアを尻目に
約10分間のウィンドーショッピングを楽しんだマイケルでした。

9月16日（水）。
きょうは、夕方16時すぎにキャピを出発。
16時20分、新宿・南元町の『CBSソニー 信濃町スタジオ』に到着。

これは前週の金曜（9月11日）、
　「レコーディングをしたいのでスタジオを貸してほしい」
というマイケル側から突然の申し入れを受けてのもの。

スタジオ側は具体的なことは一切知らされなかったけども、フタを開けると
そのレコーディングとは スティービー・ワンダーの今度のアルバム 『CHARACTERS』 に収録される
２人のデュエット曲 "Get It" の、マイケルのヴォーカル・パート。




マイケルは、自分のスタッフ７～８人を連れて ２階の第一スタジオに。
そのメンツにはバブルス君もw

バブルス君は、日本で買ってもらった赤い着物を着てスタジオ入りしたけど
中ではそれを脱いでマイケルに着せてみたりww、マイケルのサングラスで遊んだりしたあと
一部のスタッフと一緒にすぐキャピへ戻りのの。 （つまみ出された？wwww


そしてご主人さまは お仕事モードに。


スタジオにステージをこしらえてもらい、照明を真っ暗にしてもらったマイケルは
踊ったり くるくるスピンしたり、
まるで本当のステージでやるみたいにして歌ってたそう。 （垂涎





その場に立ち会ったスタジオ側のエンジニア・Ｋさんいわく、

　「あの人は、皆が思ってるほど自分は大物だと思っていないんじゃないかな。
　周りの人間はガードが堅いけれども、本人は気さくでしたね。」

　「ノドに良いということで、お湯にレモンを入れたものを飲んでました。」

　「とにかく、マイケルに クインシー・ジョーンズに エンジニアとして超一流のブルース・スウェディーン…　世界のスーパースターがいて、まるで映画でも観てる感じでした。」

レコーディングも 壁サイン書きも終了したのは、19時30分。
20時すぎ キャピに帰着。


ちなみにこのスタジオ、もう現存しません。（解体されたのはなんと2009年…



ちょっち戻って この日の13時すぎには、
クインシーがホテルニューオータニにて BADプロモーション会見もやりのの。

まとめるにも時間食うし
そんな時間はもう無いし
そもそもメンドいしで、オールカットww