マイケル ジャクソン、違法ファイル交換の重刑化にチクリ 2003年7月22日/Internet.com |
ポップスターのマイケル・ジャクソン氏は21日、違法なファイル交換者に拘禁刑を適用できる新法案を非難した。 ファンこそが音楽産業の成功を支えているとの見解からだ。 「言葉も出ない。楽曲をダウンロードした音楽ファンを刑務所送りにするという考えには。 違法ダウンロードは悪いことだが、その解決策が刑務所であるはずがない」 新法案について、ジャクソン氏はこのように語った。 この法案 『Authors, Consumer and Computer Owners Protection and Security Act of 2003』(ACCOPS Act) は、16日にジョン・コンヤーズ議員 (民主党・ミシガン州選出) と ハワード・バーマン議員 (民主党・CA州選出) が米下院に提出したもので、違法なファイル交換に重い刑罰を科す内容となっている。 その内容とは、著作権のあるファイルをピアツーピア (P2P) ネットワークにアップロードした場合、最高5年の実刑と罰金25万ドルを科すというものだ。 幼少時からスターとして活躍し、80年代のヒットチャートに君臨したジャクソン氏は、音楽業界と消費者に手を取りあって解決策を探すべきだと呼びかけた。 「米国では、逆境から新しいチャンスが生まれる。懲罰からではない。 Apple の『Music Store』のような新技術に解決策を見出すべきだ。そうすれば、米国は革新の国であり続けるだろう。 音楽産業の成功を支えているのは、他でもないファンだ。その事を忘れてほしくない」 |