bmrでのジャム&ルイス ロングインタビューは、なかなか。
全6ページ、まだ熟読はしてないけど時間をとってじっくり読みたい‥‥
そんな中で特に気になるマイケル絡みの箇所だけピックアップ
マイケルファンなら殆んどが気になっていたであろう質問も!
bmr:
「タイトルの『Unbreakable』は、マイケルの生前最期のアルバム『INVINCIBLE』に収められていた曲と同じタイトルになりますね。
このことはただの偶然ですか?
それともジャネットは、意識的にこのタイトルにしたのでしょうか?」ジミー・ジャム:
「マイケルの“Unbreakable” は、またちょっと意味が違っていたと思うんだ。
彼の “Unbreakable” は、彼自身が壊れることのない確固とした存在である、ということを表わすためにその言葉が使われていたと思う。
テリー(・ルイス)が言っていたように、ジャネットのUnbreakableは、お互いの絆が壊れることがない、確固としたものを意味していると思う。 家族、宗教、友達、ファン。それらとの絆を彼女はアンブレイカブルであると語っているんだよね。
僕は、Unbreakableそのものがとてもパワフルな言葉だと思っている。
よく使われる言葉だし、アルバムや曲名でも過去よく使われてきた言葉でもあるけど、彼女が使っている意味は少し違うと思う。絆について、揺るぎない、壊れない、と語っているんだ。
何が起こっても、アルバムを出すのが7年ぶりだったとしても、お兄さんの死があったとしても、どんなことが彼女の人生で起こったとしても、壊れることがない絆がある、ということ。 彼女のファンは彼女を待っているし、家族もちゃんと彼女のためにそこにいる。彼女の信仰に対する向かい方とか‥‥。
彼女は、絆について “Unbreakble” で語っていると思うんだ。テリーが言うように、アルバム全体のアイディアが、その領域内でのストーリー。全体的にそういったことに触れている。それが全体のコンセプトだね」なるほど。
マイケルは、第一線復活アルバムの第1曲目に叩きつけてきた。
自身を誇示し 鼓舞するごとく、ドヤ感満載でファン達に 「キターーー!!!」と狂喜感涙させるべく。
マイケルのアルバム1曲目すべてに共通している "ツカミ" のため。
同じ言葉でも、
同じ 「自分は負けない」 という意思の対外的アピールでも、
ジャネットは もっとまろやかに扱っているというか‥‥
マイケルは超絶スーパースターを示した使い方。
ジャネットは大人として生きる強さを示した使い方。
ぜんぜん違いますね。
bmr:
「日本盤のボーナストラックとなる “Promise of You”、“Love U 4 Life” はどのような曲となったのでしょうか?」ジミー・ジャム: (前略)
「“Love U 4 Life” はラブソングなんだけど、ジャクソネスク、“ジャクソン風” な感じ。
僕たちがこれまでにジャネットのために作品を作って来て感じていること、そして避けられないのが、彼女が兄たちから受けた影響。マイケル、そして他のお兄さんたちの影響をジャネットは間違いなく受けている。
でもジャネットは、常に自分らしいものを作ろうとして、自分のサウンドを作ろうとやってきていたから、僕たちも彼らとは違う路線のサウンドを作ろうとしてきた。
もちろん、そうやって彼女自身のサウンドを確立してきたわけだけど、この曲は、彼女がジャクソン・ファミリーの一員であること、彼女が醸し出すフィーリングは間違いなくジャクソン家であると感じられると思う。
アルバムの数曲でそういうフィーリングを感じられるんじゃないかな。
マイケルの、というよりも、もちろん彼が一員だったジャクソン5全体のフィーリングを今回少し感じると思う。そしてこの曲は特にそれを感じてもらえると思うよ」ボートラ付を買わなきゃダメっと。 φ( ..)
bmr:
「“Broken Hearts Heal” は、初めてジャネットがマイケルの死について明確に触れた曲だと思います。
私は 〈Essence Music Festival〉でジャネットのステージを観た際、ラストの “Together Again” で何も語ることなくマイケルを追悼していた姿を今でも忘れられないですが、この曲も、あの時のようにポジティブな心持ちで追悼している曲だと感じました。
この曲はどのように制作されたのでしょうか?」ジミー・ジャム:
「まず、“Together Again” は、亡くなった人への追悼というよりも、命を祝福するというメッセージのほうが強い曲なんだ。 出会えたことに感謝し、そしてまた再び会うと信じているという気持ちが込められている。
“Broken Hearts Heal” は、そのとおり、マイケルのことを歌った曲だ。
子供の頃からの彼女と彼との関係。
‥‥実はマイケルが亡くなった時、追悼式でジャネットと話をしたんだけど、彼女が
『世界中の人にとってマイケルはスーパースターだけど、私にとってはお兄ちゃんなの』
って言ってたんだ。この曲はそんなふたりの関係を描いた曲。
追悼という気持ちが強い反面、さっきと同じように、命を祝福するという気持ちも込められている。そして、また会う日が来る、という気持ちがね。
そしてサウンド的には、この曲はマイケルの曲にもなりえるような曲に仕上がってると思うんだ。ジャネットが歌っているけど、マイケルのフィーリングも感じる曲。
実はレコーディングの時の話なんだけど、マイケルとレコーディングをしていると、彼は歌いながら指を鳴らしたり、手を叩いたりしてたんだよ。
でもジャネットは絶対にそれをしないんだ。ジャネットはただ歌うだけで、そういう“悪い癖”(笑)がないんだ。
だけど、この曲の歌録りをしているとき、2番Aメロに入る度に、なぜかジャネットが指を鳴らし始めるんだ。
そして歌うのをやめて、
『ごめんなさい。指を鳴らすつもりじゃないのに、どうして私こんなことしちゃってるのかしら』
って言うんだよ。
だから僕が言ったんだ。
『だって君の兄さんならそうしてるから。君の兄さんはいつも歌いながら指を鳴らしてたんだよ。
だから気にしないでやってていいよ。君がそう感じて自然にやってるはずなんだから、感じるままにやってごらん』
ってね。
あの時、彼女のお兄さんの魂が彼女の中に宿っていたと信じてるんだ。
この曲を聴いてもらえれば、それがどういう意味か解ってもらえると思うよ。皆も感じるはずだ」。°°(≧口≦)°°。 。°°(≧口≦)°°。 。°°(≧口≦)°°。
bmr:
「ジャネットとマイケルと言えば、ジャネットの “Runaway” は、元々ジャネットとマイケルのデュエット用に制作した曲だったものの、結果的にマイケルは “Scream” を選んだ、というツイートを以前していましたが、詳しく教えていただけますか?」ジミー・ジャム:
「そのとおりだよ。マイケルが、
『ジャネットとデュエットするためのトラックを作ってくれないか』
と依頼してきたんだ。その時5曲ぐらいトラックを作ってね。
当時、僕たちはまだミネアポリスにいて、ジャネットがミネアポリスまで遊びに来たんだ。レコーディングというわけじゃなく、ただスタジオにいて、僕たちにインスピレーションをくれるためにいた、と言うべきかな。
その時作ったトラックを聴かせていて、後に “Runaway” という曲になったトラックを聴かせた途端、ジャネットが
『私、このトラック好き。マイケルにはこれを選ばないでほしいな~。自分だけで歌いたいから』
って言ったんだ(笑)。
その後で、後に “Scream” になったあのトラックをかけたら、ジャネットが
『彼が選ぶのは絶対にこのトラックよ』。
『どうしてそんなことが分かるんだい?』
『兄のことはわかってるもの』。
結局、ジャネットの言うとおり、マイケルが選んだのは “Scream” のトラックで、ジャネットは自分の望みどおり、“Runaway” のトラックをキープ出来たんだ」おお、トリビアトリビア φ( ..)
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