マイケルを通して知る、自閉症の心理学
心理カウンセラー・宮本氏によるコラムが目に留まりましたので、ご紹介
もしお読みになるなら、ラストまできっちり読まないと曲解しそうゆえ 完読必須で
(※60行ほどで長くない文章です)
【マイケル・ジャクソンという人物を通して知る、自閉症の心理学】 ~その感性が人を惹き付ける~ 2015-03-22/ 京都カウンセリングラウンジ 宮本章太郎氏 |
くりかえし注釈されているように、
「マイケルが自閉症だ」 と講釈されているわけではありません。
私の勝手な解釈では
マイケル・ジャクソンという最も解りやすい媒体を用い、
「マイケルの中に見る 色濃い自閉的要素」 を語ることにより
自閉症に対する "特殊視" のフィルターを取り除くことが主目的でしょうから。
"有名人" と "誰の中にも大なり小なりある自閉的特徴" について記述したコラムを
以前にも書かれているので、そちらも合わせて読まれるとアレかと。
マイケルに話を戻して‥‥
ある程度の年代以上がよく言ってたのが、宮本氏もお書きのように
「言動が昔の印象と晩年の印象があまりにも違い過ぎて繋がらない」。
しかし氏は、心理学を学んでいく過程で
マイケルに対する印象が
「変人」→「あまりにも純粋すぎた人」 へと変わったそう。
最終的に良く思われたというのは非常にうれしい事けれど、
ぶっちゃけ うす暗い気持ちにも‥‥
永いことずーっと切れ間なく見てきている身としては
徐々に変化があった事はわかるけど、「繋がらない」というのがわからない。
基本的にマイケルは変わらないのに。
変わっていったのは、「マイケルは変わった」 と語る人。
マイケルは、いきなりチャリティーに目覚めたわけではない。
マイケルにとって、チャリティーもエンターテインメントも同じものだったのでは?
幼少期、近所の子たちを集め おこづかい全部はたいた大量のキャンディーをふるまい
自分は1つも食べず その円陣の中でニコニコ見ていた (※ジョー父本&自叙伝本) という頃から
人々を笑顔にする事が
「自分の喜び」 だったのを、
ある時から
「使命」 に変えた。
マイケルが変わった事があるとすれば、それぐらいだったのでは?
なので、コラム内の
華々しく活躍してた当初は、その純粋性を自分なりに必死に抑えてたわけですね。 だってありのままの自分でいたら、人からおかしいと思われる事くらいわかってるから。 |
という記述には、最初 「あぁそうなのかな」 と思ったけど
やっぱりちょっと違う気がする‥‥
抑えていたわけではなく
ただ単に、外界(?)でそれを活用する手段を見い出せないでいたというだけでは?
それが "BAND AID" きっかけの "WE ARE THE WORLD" プロジェクトで
音楽とチャリティーとをビジネス的にリンクさせる手段を学び取れて、そこから‥‥
といった感じで。
(※それまでも、例えばVICツアー'84の個人報酬を全額寄付という事はヤッていたので念のため~)
人々に笑顔になってもらおうと、そのためにずっと奔走し続けていただけ。
幼少期から変わることなく。
ずっと‥‥
けど、このコラムはマイケル論などではなく
あくまでも自閉症への理解を深めるために書かれた散文。
その意味ではとても興味深いコラムとして読め、勉強になりました
みんなでおべんきょうw
(2002年2月24日 ネバランにて)
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