そうそう、知ってます? 私、あるアメリカのとても有名だった世界的なアーティストの唯一の自伝を翻訳してんですよ 日本で。 『MOONWALK』という、マイケル・ジャクソン氏が実際にしゃべってキチンとまとめた本。 最初CBSソニー出版から出たんですが、いま河出書房出版から 亡くなられた後もう一回出てます。 ところがこれね、ここで見るように こんな小っちゃいんですよ。“田中康夫”訳。 後ろにも、訳した人は田中康夫としか… 肩書きとか略歴って通常出てるんですが、無いんです。 当時最初これが出た時に、 「似たような名前のヤツなんだけど、この無名の翻訳家はなかなか小慣れた、良いマイケルの息づかいが伝わる」 とかね、書論に載ってたりしてね。 これは今も、amazonさんとかで購入できます。 |
それは佐藤剛さんという、坂本九さんの 『上を向いて歩こう』という本をお出しになった、元々甲斐バンドとかプロデュースされてた方が、CBSソニー出版から話があった時に 「田中康夫に私は翻訳してもらうのが一番良いと思う」 周りは皆 "エ~~ッ?" ってなったらしいんだけど、その佐藤さんのお陰で私に。 |
でも、そりゃもうマイケル・ジャクソンが、これ本当にね、いわゆる奇をてらった感じじゃなくて、マイケルの本当の本心が全部、小っちゃい頃からの曲, あるいは、社会は僕をこういうふうに見ているけれども… 弁解じゃなくて。 あるいは、今は我々の音楽を皆が受け入れてるように見えるけれども、そのアメリカの中で我々の未だに置かれている場所はこうなんだ。 そういう事‥‥ |