先日ここにも貼った、あのキュートなインタビューを
ロッキング・オンの音楽情報サイト RO69が、けっこう和訳して下さりのの。
http://ro69.jp/news/detail/110016?rtw記事後半の、セリフの部分のみを下に転載 (一部編集)
≪追記≫ 2:32~のブロックは、和訳されていませんでした。
原文の
米Rolling Stoneの記事 にちょうどその部分のスクリプトがありましたが、後半の二言は未記載…。
その未記載分も合わせ
テケトーに和訳してみたので、
そのブロックは片目で読んで~w
(でもこれ大事な部分なのに… RO69も米RSも ウカツ杉
)
ディスコミュージックというレッテルについて レッテルは嫌いなんだ、ただ "音楽" であるべきだからね。
それにディスコの何がいけないのかも解らないよ。
♪ナナナナ(パンク的なギターの擬音を歌う)っていうんじゃ踊れないし、ディスコと呼ぼうとも何と呼ぼうとも構わないけど、結局、"音楽" なんだからね。
たとえば、"She's Out Of My Life" がディスコだと思う? "Rock With You" も? それが僕には解らないところだね。僕には "音楽" としか思えないから。
鳥のさえずりを聴いてる時と同じで、「あっ、アオカケスだ」 なんてわざわざ言わないよね。「こっちはカラスだなあ」 とか。 きれいなさえずりという事だけ、それだけが解ればいいんだよ。 ただ聴いていれば鳥が空に舞っているのも見えてくる。それが美しい事なんだから。
歌唱力や活動の原動力について 僕の歌っていうのは、本当に出来るだけ簡単に説明すると、神がかったものなんだよ。本当にね……
幼かった頃にやってた歌なんて、自分でも何をやってたのかよく解ってなかったし、ただ歌ってたらそれがいい形になっちゃうだけの事なんだ(笑)。 僕はただやってみるだけで、それでなんかうまくいくんだよ。
うまく説明できないもんだし、特に個人的な経験が何かあってこれだけ伝わるものになったとか、そういう事じゃないんだ。ただ、ある感じと神様があるだけなんだ。
だから、そうだね、ほとんど神様のせいだよね。
僕たちがよくクジャクについて話すのを聞いたことがあると思うけど、それはどうしてかというと、クジャクは鳥の中で唯一すべての色をひとつの生き物として持っているからで、そういう事を僕たち(ザ・ジャクソンズ)は音楽でやろうとしているんだ。
僕たちのコンサートに行くと、お客さんは殆んど全ての人種から成っているのが判るんだよ。 みんな手を振ったり、手を握り合ったり、笑ったり、踊ったりしてて、全ての色が揃ってるんだね。
それがすごいことなんだ。それが僕を前に進ませてくるんだよ。
完璧さについて 僕は、完璧というものがあると深く信じている。満足するって事が無いんだよ。
トラック編集か何かをし、帰宅するなりこう言うんだ。 「いや、ああじゃない。やり直しだ」。 そして繰り返し繰り返し何回もやり直し。
完成させ 世に出した後ですら、 「しまった。これをやるべきだった」。
チャート1位を獲得しても、やるべきだった事をわめき散らかしてたりね。
かといって もしも全てに満足出来たなら、それってレベル1に留まって世界から置いてけぼりを食らう事を意味するんだよ。(笑)
どちらが良いってわけじゃないね。
ヴォーカルのテイク録りについて 僕の場合、ヴォーカルは かなりてっとり早く仕上げちゃう方だよ。
たとえば "Ben" の時は、テイク1回で済んだんだ。スタジオに入って一発で終わったんだ。僕は 「もっと録る?」って訊いたんだけどスタッフの人が 「もういいよ、いいよ。最高だから!」って言って、「ほんとに?」って感じだったんだけど。
これはまだモータウンにいた頃の話で、リンゴの木箱の上に立って歌ってたんだよ、マイク・スタンドが高すぎたからね。
それで木箱には僕の名前が書かれてあって、その木箱は今ではダイアナ・ロスの家にあるんだよ。それと僕が落書きとかを書きつけてた紙切れとかもたくさん持ってるんだ。
有名人というステイタスについて 人によっては露出しすぎっていう事はあると思うんだ。それは事実としてあると思うよ。みんなに飽きられてしまうっていうね。そういう事が僕の身に起きないように僕としては願うだけだけど。
それに、あちこちいろんな所に顔を出していたり、どこにいても見かけられるような事は、こっちが恥ずかしくなってくるから嫌なんだ。
でも、誰も知らない所で、すごく個人的な事として僕の奥深いところで自分の運命というものを感じているし、そこから逸れないようにしてその運命をしっかり辿るべきだと感じているんだ。
僕が今こうして生きているのには何か理由があると信じている。
そして、みんなのためにパフォーマンスを行うことが僕の仕事だと思っているし、それを受け入れてもらえれば、それだけで僕には見返りになるんだよ。それでみんなが僕のことを持ち上げてくれるっていうんだったら、余計に気分がいいよ。
OFF THE WALLでクインシーと組んだ経緯について クインシーとは、サミー・デイヴィス(・Jr.)の家でずっと昔に会った事があったけど、本当の意味でクインシーと出会って手を組むようになったのは、映画『THE WIZ』の時だったんだ。
本当によく知り合えるようになって、仕事での息の合い方がもう素晴らしいものだったんだよ。もう本当にすごい位ね。
それである日、クインシーに電話を入れたんだよ。
「クインシー、僕はアルバムを作る用意が出来たんだ、ソロ・アルバムのね。でも、やるんなら本当に良いプロデューサーと一緒に仕事をさせてもらいたいんだ。だから誰か良い人を紹介してくれないかな?」
ってね。
でね、別に遠回しにクインシーにやってほしいと言ってたわけじゃなくて、その時は全くクインシーのことは思いつきもしなかったんだ。
それでクインシーは 「あのさ、スメリー」って言って… ちなみにクインシーは僕を "スメリー" って呼んでるんだけど、
「スメリー、だったら私にやらせてくれよ」
って言ったんだ。それで僕は
「あーっ、それがあったか、それがいいや!」
って笑い転げちゃって、クインシーが
「じゃあ、早く始めようよ」
って言うから、その次の週から取りかかったんだよ。
それからいろいろ計画を立てて、『OFF THE WALL』 はそうやって姿を現わしたんだよ。
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