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中国東部の安徽省・亳州で、暴漢に襲われて倒れていた女子高生を 警察が死んだ浮浪者と判断、生きたまま田んぼに捨てられる事件が起きた。

11日夜、女子高生は学校で大学受験の模擬試験を受けた後、バス停から約３km離れた自宅へ徒歩で帰宅途中に何者かに襲われた。

12日夕、衣服が乱れ 血を流して溝に倒れている女子高生を通りかかった村民が発見し、警察に通報。
現場に来た警官は、顔が汚れていたことなどから凍死した浮浪者と判断し、救急車も呼ばず、地元政府の民政局に 「遺体運搬車で運ぶように」 と連絡した。
集まった村民が 「まだ息があるのでは」 と訴えても聞き入れられなかったという。

連絡を受けた民政局が手配した遺体運搬車の運転手は、女子高生を火葬場に運ばずに 約10km離れた別の村の田んぼの溝に捨てた。

13日午前10時ごろ、村民が女子高生を見つけて警察と救急に連絡。
女子高生は気温が０度近くまで下がる屋外に計２日間も放置され 危険な状態が続いていたが、峠は越えたという。

村の警察の調べで女子高生の身元が判明、後頭部を鈍器で殴られた痕があることが分かり、刑事事件として捜査を始めた。
捜査当局は、死亡と判断した警察官と民政局の役人ら計４人を拘束した。
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