生き馬の目を抜くような業界にあっても
最後にモノをいうのは 『人柄』 という気がする
辣腕もいいけれど
身を助ける芸もいいけれど
本当の最後の最後には‥‥
マイケルの一連をみてて、そう思った
マイケルは、底なしにリズムの才能に長けた人
だから
たとえ実はド変態でも犯罪者でも一向に構いませんが何か?
というファンも少なくなかった
マイケルの才能に深く魅せられた者は、マイケルを見放すことはありえない
けど一般の人々は違う
才能を知る前に、“変人” フィルターが掛かっていた
「観さえ・聴きさえすれば解るのに」
と思ってきたけれど、フィルターに阻害されてて難しかったかも、と今は思う
まずは、そのフィルターを外すことから取りかからないと始まらなかったのだ
なぜそう思ったのかというと
マイケルのニュース検索で引っかかった、とある記事…
'05年出版の、
某ジャニー氏ネタの下品な暴露本を今さら紹介した記事。
(※警告: かなりひどいので取扱注意!)著者は、当時話題だったマイケルの事件を引き合いに出していたそうだけど
記者は、それに対し
「様々に再検証が行われた結果、現在では潔白とされ、
その存在のすべてが伝説として語り継がれることとなっている。」こんなひどい記事の中にあってすら、
【マイケルの潔白は今や世間の常識】と述べているのだ。
映画 『THIS IS IT』 無しに
ゴシップ記者からそんな発言を果たして引き出せただろうか?
才能と実力の認知もさることながら
仕事への真摯な姿勢に伴う厳しさや優しさが一貫して全くブレの無い人柄が
未知なる宇宙人かのごとくな距離感を縮め
フィルターを吹っ飛ばしたに違いない
‥‥そう思った
そしてようやく
マイケルが妥協を許さなかった珠玉の仕事を
大勢の人々にクリアな眼差しと耳で受け取ってもらえる事が、また、始まる。
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