ちょうど昨日の朝日夕刊に、関連記事が。
『風の谷のナウシカ』 はアニメだけど、ムーンヲーカーと同じく “フィルム撮影”。
そのBD化を手がけたのは、米パナソニックハリウッド研究所次長・柏木氏。
以下、同氏のインタ記事より一部抜粋。
ナウシカではまず、フィルムを1コマずつスキャンしてデータ化。
色の繊細な調整を加えて、BDの100倍のデータ量をもつ解像度の高いデータ原版を作り、BDに変換。
「フィルムには、かなり粒子の粗さがある。そうしたざらつき感を減らし、ほどよい精細度を保った」。
手書きの風合いを、ハイテクで再現する。 その逆説的な作業の粋といえる。 たとえば、音響は制作当時のままにモノラルを採用した。
柏木さんの研究所は、ジブリのアニメだけでなく、『パイレーツ・オブ・カリビアン』 など実写のBD化も数多く手がけた。 <後略>
スタジオジブリ 映像部技術部長・奥井氏のインタ記事より一部抜粋。
旧作のデジタル化に否定的だったという宮崎駿監督には、公開時の風合いを尊重し プリントを焼く過程でついた傷は取り除く・セルの塗り違いはそのままにする等で了承を得た。
「宮崎監督は、ディズニー・チャンネルを観ていてよく怒っていた。
当時制作された状態のものを、デジタル化を口実に 『作り直す』 くらいの手の入れ方をしていて、制作した人の思いが削ぎ落とされている部分があったからだろう」。
宮崎監督は今回、修正後の映像を観て
「グリーンの色味がちょっと足りない。もう少し足してほしい」
と話しつつ、涙ぐんでもいたという。
スクリーンで観た映画の思い出が蘇える。それこそ、このBD化が目指すものだろう。
こーいう繊細さが、BD化ムーンヲーカーにはゼンっっゼン感じらんないのよぬ。
いいなぁ パナソニック‥‥
ワーナ~~~
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