樋口氏の
『異端の資本主義論』 内 “お金を使うということ” の項に
マイケルの名が出てきました。
オリジナルの記事ソースでは、論文全体が長すぎるとの苦情を受け
この部分がカットになっちまいのの
(上記リンクではまだ大丈夫)
以下、抜粋。
【※一部、「人→相手」 に書き換え。(意味はソレなので)】
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資本に関するもうひとつの重大なテーマは、お金の使い方です。
人類は未だ、人生の幸福を損なわずに富を活用する方法を知りません。
多くの人は、それが問題だという認識すら持っていないようですが、<中略>
お金を使うことは、お金を稼ぐことよりも格段に難しいものです。
「嘘だろう」と思われるかも知れませんが、これは事実です。
<中略>
例えば10億円を、
人間関係を壊さずに、また、お金を渡す
相手の人生を狂わせずに完全に消費することは、
相当な知恵と人間力を必要とします。
あなたが10億円を消費しようと思っていることが知れれば、
その瞬間からあなたに正直に接する人間は殆どいなくなり、今までの人間関係は一変します。
そもそも、
相手が別の意図を持ち始めたことに気が付くことすら容易ではありません。【よく 「騙されてばかりでマイケルはヒトを見る目がない」 っつー人がいるけど、そーじゃなくって相手自身が変わるんだってばー 最初は善人でも 】<中略>
一般的なお金持ちにとって最も得難く、そして恐らく一生獲得できないものは、
正直な人間関係です。
最近亡くなったマイケル・ジャクソンは、お金によって不幸になった人の典型で、彼が短い生涯の間に抱えた訴訟は仰天するほどの数ですが、これらは全て、突き詰めると
誰かが彼のお金を必要としたために生じたものです。
人間を生かしも殺しもする、お金という人生と社会の劇薬を健全に消費するためには、人間と社会とお金に対する洞察が欠かせません。
<後略>
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経済界のヒトだと、こうして理路整然に述べてくれるけど
マイケルの周りを気にかけてたファンにとっては、言葉としては整理できずとも
ずっと身に染みるように感じてたことで、「そーそーそーそーそー」 って。
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