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今や 【余韻】といえばマイケル,マイケルといえば 【余韻】な昨今。(真顔

しかし、日本語字幕を観れない海外在住の方にとっては
 「【余韻】ってなんのこと???」
なのらし。


オドロキよぬ。
だってあんなに言うてるのに。


…って、自筆メモによると、【余韻】って単語がハッキリ字幕に載ったのは
たった2回だけ! (※メモの取り忘れあるかもw


1回目は TWYMMFのサウンドチェック時。
ブルース調の後、すぐ “ドン! ダン! ドドダン!”って始めたメンツに
 「プリンス違うよ」 「【余韻】を残さないと」。

2回目は 同じくTWYMMFのステージリハ時、
8小節減らそうというオルテガ監督の提案に対して
 「そうだね… いやこのままだ」 「【余韻】を残したいから」。

あとは、最後のスタッフロールの後の "Human Nature" でのブレイク時に
 「歌に戻るまで自分の時間に浸りたい」
等と言うのも 【余韻】のことよね。

その他、自分でタイミングを取って合図を送るという話も何回もしてる事が
そうした部分をすごく大切に考えている、という印象の後押しになりのの。


それはさておき


1回目のサウンドチェック時のは、原語では
 「You've got to let it simmer」
と言うとるとか。
"simmer" って “弱火で煮詰める”という意味に用いるそうで、
どうやら 「じっくりムードを高めよう」 というニュアンスらし。

2回目の、小節減らそう減らさない云々の時は、
 「Totally nourished by it」
小節があると 「"十分に栄養を満たす" ことが出来るからね」
というニュアンスらし。


いずれにしても、

 ◆ ことが終わったあとに残る風情。
   例:「余韻を味わう」


という、鐘の鳴り終わりみたいな・次第に小さくなり消えゆく感じとは
ニュアンスが違う。
マイケルのは、『終わる』 のではなく、むしろ 『次に繋がるもの』 だからね。


しかし 【余韻】 にはもう1つ意味があって、

 ◆ 言外に感じさせる趣や情緒。余情。
   例:「余韻をもたせた表現」



みんな、こっちの方だと無意識に解釈できてるんですねー♪



だけど、【余韻】っつーと ちょっち誤解が生じるかもね。
映画を観てる人なら解るけど、口でだけで
 「マイケルって 【余韻】 を大切にする人なんだよー」
ってだけ聞くと、コトが終わってタバコぷっか~~みたいな…(イメージ貧困w



そこで、ワタシなりに別の言い方に換えるとすれば、
 【行間】

もっと言うと、
 【行間のワビサビ】


マイケルの歌もダンスも、みんなそうだもんね。
ダンス1つ取っても、“振り付けのパッチワーク” には決してならないから。
縫い目がなくて、1枚の布みたいだもんね。


たぶんマイケルは 『禅』 の心が解るタイプの人だと思うから

 「"無" に似た "狭間" の中に在る
 微妙かつ繊細なニュアンスを感じ取ってくれー」


って、仕事仲間に対して要求してたんちゃうかぬ?



どんだけ大変wwww

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