ラリー氏は、VICツアーの照明監督さん。
自身のサイトに、マイケルとのわずかな交流を記載して下さりのの♪
VICツアーのリハーサルを、初めて 『通し』 でやった夜のこと。
とつぜんマイケルは歌をストップさせた。
頭上できらめく800個以上のライトのうち、4個が動作不良だと…
「“マイケルは全てを暗記する” という事について、すぐに思い知った」
と、ラリー氏は綴る。
もちろんソレにも驚きだけど、ラリー氏がもっと驚いたのが
スタッフである自分への礼儀正しさ。
この時に初めて言葉を交わしたけれど、マイケルはラリー氏に
「つかないじゃないか」・「どうなってるんだ」 な苦言は一切言わず。
そもそもマイケルが歌を止めてまで確認したかったのは、
照明監督のラリー氏がライトトラブルの現状を把握しているか・つまり、
オペレーターシステムのチェックがちゃんと機能しているかどうか、
その点だけだったらしい。
ステージを 【皆で創り上げている】 という意識なんだろね
そしてまた、普段はシャイで優しい語り口のマイケルなのだが
マイクのスイッチが入ったとたん 『戦場指令官』 がごとく変貌を遂げる
…というのは、マイケルと仕事をしたヒトビトが異口同音に言うセリフ。
ラリー氏もソレを目の当たりにしたわけで。
そんな時のマイケルの逞しさと明確なヴィジョンはとても素晴らしい、
と ラリー氏は語る。
ステージ上でマイケルからテキパキ出されるあらゆる指示は、
観客たちに 『サイコーなもの』 を与えるための全てだったという。
完璧主義者の鑑
それから8年後、'92年。
ラリー氏がスタッフとして行った某TVスペシャルに、
マイケルもゲストで呼ばれていた。
まだ開始前にスタンバってる時、マイケルのボディガードが寄ってきて
「マイケルの楽屋に行くべきだよ」
と声をかけてきた。
「そんなこと…、もしマイケルが僕のことを憶えてたらオドロキだよ」
と拒否ると、
「マイケルは既にきみを見かけて気づいてるんだよ。
もし楽屋に寄る時間があれば、ってさ」。
楽屋に入ると、マイケルはラリー氏をHugし、「どう、元気だった?」。
しかしお互いすぐ仕事に戻らねばならず、2分間だけの会話を楽しんだとか。
エエ話や
こうした逸話、あとどんぐらいあるんだろう‥‥
天文学的な量に違いない
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