先日の 『深イイ話』@日テレ、
録画してたのをついさっき観た。
江戸小紋の伝承者・小宮康孝氏が人間国宝になられたのは
52歳の時だそう。
文化庁から連絡があったその日、(発表する)夕方5時までは口外を禁じられたそう。
しかし小宮氏、お昼には取引先の各デパートや問屋さんにTELまくり☆
なぜならそれは、発表前に彼らに約束させるため。
受賞後も価格を据え置くことを。
「お客を守ることが、おのれを守ることになるんです」。
いや~~
何重もの意味でスゴイな~~~
公的に、自分自身を偉人に・そして自分の仕事を偉業に出来る 『高み』 を、
小宮氏ときたら見向きもしないのだ。
自分自身とその仕事の価値を上げて お金という見返りを得る事に、
それこそ価値を見い出しちゃいないのだ。
小宮氏の目標は、江戸小紋を 『高みに置くこと』 ではない。
あくまでも 『後世に末永く伝え残すこと』 なのだね。
伝統工芸の職人技を次世代に残すには
脈々と続いてきた需要と供給のバランスを極力崩さないこと。
それは、敷居の高くない実用品を作り続けること。
それらを骨の髄まで解っている小宮氏は、まさに 『伝承者』。
こうした、我欲を超越している人って 久しぶりに見たナー。
まぢ魂ゆり動かされた~~
なんてカッコイイ人なんだろ。(惚
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