白い靴下といえば、通学ではく まじめなイメージのせいか、ファッションシーンではなんとなく敬遠されがち。 ところがここ数年、靴下がおしゃれアイテムとして見直され、白い靴下の注目度もぐんぐんアップ。とりわけ今春は、パンプスに白い靴下を合わせるのがブレーク中だ。 「50年代ファッションが春も引き続きトレンドとなりそう。無地の靴下を取り入れると絶妙なレトロ感が出るため、20代を中心に支持されています」 「今シーズンは『色は白で長さ13cmがほしい』とはっきり指定して買う方も多い」 パンツや膝丈のペンシルスカートに合わせるなら10cmか13cmですっきりと。 ボリュームのあるサーキュラーやフレアスカートなら15cm以上がバランスいい。 靴はスニーカーやローファーはもちろん、パンプスやサンダルとも好相性だ。 レトロな雰囲気&健康的なイメージの白い靴下は、春らしいフレッシュな装いに仕上げてくれる。 |
確かに僕は、流行を作り出していくのは好きですが、白い靴下を履くことがみんなの気を引くなんて考えもしませんでした。 ちょっと前には、白い靴下を履くことは とんでもなくスクエア(※クソ真面目)な事だと考えられていたのです。それって、1950年代にはクールなことだったのですが、60~70年代には、白い靴下を履いて死ぬわけにはいかない、なんて風潮になっていました。 白い靴下を履くなんて、ほとんどの人には考えるだけでもスクエアな事だったんですからね。 でも、僕はそれを履くことをやめませんでした。 一度だって、です。 兄さんたちは僕のことをサイテー呼ばわりしたものでしたが、気にしませんでした。 兄のジャーメインなど、頭に血がのぼったらしく、母を呼んで言いました。 「母さん、マイケルったら、また白い靴下を履いてるよ。 どうにかしてくれないかな。言ってやってよ」。 彼は本当に苦々しく文句を言いました。みんなも僕のことを変わり者だと言いました。 それでも僕は白い靴下を履き続け、今、それはまたクールな事になったのです。 白い靴下は、きっと ジャーメインを困らせるために流行ったに違いありません。 そう考えると愉快になります。 『スリラー』が出た後、ズボンがくるぶしの辺りまで裾上げするのも、また平気になったのですからね。 流行から外れていると言われてもやってしまう、というのが僕の姿勢なのです。 |
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平成26年度新刊 【 CROWN English Communication II 】 @三省堂 |
▼発行者の番号・略称 ‥‥ 15 三省堂 ▼教科書の記号・番号 ‥‥ コ Ⅱ 306 ▼635円/216ページ/B5変型判 |
50年前、まだ誰も "寿司" も "ラーメン" も知らなかったNYに、一軒のレストランがオープンした。 『レストラン日本』。 1963年8月の開業以来、アメリカでの日本食ブームの土台を築いた老舗レストランだ。 昭和天皇・皇后両陛下のNYご訪問時、公式晩餐会の料理を担当。 また中曽根首相以降、小泉首相など歴代首相が必ず訪れるなど日米関係を半世紀に渡ってつないできた。 常連客にはあのマイケル・ジャクソンや、ケネディ駐日大使、松井秀喜氏など各界の著名人が名を連ねる。 倉岡伸欣氏には、「フグ」をどうしてもアメリカで食べさせたいという強い熱意があった。 流通・輸出入の法規制の壁を5年の歳月をかけて打ち破り、全米400社以上のマスコミが取り上げたほどのニュースとなった倉岡氏の 「執念の食材」 トラフグ。 フグの輸入を認可されているのは、今も唯一、倉岡氏のみ。 その知られざる軌跡をひも解き、日本とアメリカを 「日本食」でつなぎ続ける男の熱意と情熱に迫る。 |