思えば、少しふしぎなことが ふたつあった


オヤの携帯で、ふと
チビ得意の 「ちゅいやーー♪」 と鳴いてるシーンを，
しかも私の手の上で鳴いてるシーンを撮ろうと思いつき、
即座に実行したのだ

まだ時おり鳴けてはいたものの、思うに任せられるはずもなく。
けれど、
「撮ろーね～ハイッ」
カシッ☆
「はいお疲れぇ♪」
だった。

そしてその2～3日後、チビは鳥かごに篭城した生活となり
その鳴き方をすることはもう無かった…



ある深夜、PCをやってる時、ふいにチビの匂いがした。
リアルと言うより “あからさま”な。
ええ?!と思ってしまうような。
しかもそれは二晩連続で。

「日中に嗅いだ匂いがふと甦ったんだろう」と思った。

次の日、チビは逝った。

その晩、チビの匂いはしなかった。
次の晩も、その次の晩も。

最後の力で私のところに飛んで来たんだね。

チビは
いろいろ制約のあった体を脱ぎ捨てて
自由になった

わたしも
介護で制約のあった日常から脱して
自由になった


ラク。



ラクって、“楽”と書くけども
ちっとも楽しくなんかない。
かけらも楽しくなんかない。


だれだ　こんな字を当てたのは？

午後、一家総出で某臨海公園へ
ここはみんなが先にオヤスミしている所だ
そこへ悠々と社長出勤☆

お棺は手作りした
採寸が0コンマ数ミリ誤ってフタが開いてまう；
リボンするから良いけどね

お気にいりのカーディガンからポケット部を剥いで
おふとんにした

あんしんでしょ？



ゆっくりおやすみ

嘆き哀しんでいるのは、こっちだけかも。

チビにしてみれば、身体が自由に動かせるし 発作も起きないし
快適以外のなにものでもないんでは‥‥

そう思うと、「良かったね」とすら思えてくる。


ヒナの時にはロクに食事を摂れず、「ダメかもね」と思えたのに
9歳5ヶ月なんて、ピピを超えた長寿新記録！
しかも瀕死の発作を起こすようになってから さらに丸7ヶ月も！

とんでもない生命力‥‥
わからないもんだ‥‥


昨日のことは昨日限りで忘れ、あとは楽しい共同生活のことだけを
思い出すようにしよう！
‥‥と誓ったけど、“昨日限りで” というのは ちょっちムリ。

まだまだ哀しいよ。
仕方ない。
涙がいちいち出てくるよ。
仕方ない。

けど、「逝かないで」的な、「ここに居て」的なことは
一切思わないようにしたい。
それについては変な言い方だけど、“自信ある”。
チビがやりたいように、好きなように出来ることが、何よりの喜び。
自分のエゴなんか、二の次 三の次、万の次。 相当どうでもいいこと。


チビ、らくちん？
女の子たちには逢えた？
まだこのへんにいるの？
しばらくは遊んでてもいいけど、そのうち行くんだよ？

ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう





たのしかったね

またいつか